インプラント治療
おおくま歯科の治療方法のページで、インプラント治療について簡単にお話ししましたが、こちらのページでは、より詳しく説明いたします。
残念ながら歯周病やムシ歯により歯を失ってしまった場合、インプラント治療をすることにより、隣の歯を傷つけることなく(ブリッジや部分入れ歯では、歯をある程度削ります)、失った歯を取り戻すことができます。
症例1 左上の歯を連続3本失った部分へのアプローチ
最初の状態です。
画像右側が左になります。かぶせなどは、レントゲン写真では白く写ります。
左上の奥歯が一本もありません。部分入れ歯には抵抗をお感じでした。
インプラント体を入れる部分の骨も充分にあります。
左上の奥歯が必要な部分に、3本のアストラテックインプラントを入れました。
歯ぐきを一部切開し、インプラント体を骨の中に埋めました。その後、歯ぐきを糸で縫い合わせて閉じました。インプラント体が骨と結合するまでの期間をお待ちいただきます。
インプラント体と骨が結合するまで6ヶ月程待ってから仮歯1.を入れました。
この仮歯は土台付きで、インプラント体に直接ネジどめします。構造上、仮歯の穴からネジの頭が見えてしまうので、一旦埋めておきました。
仮歯1.の目的は2つあります。1つは、歯ぐきの形を整えるためです。もう1つは、最後に入れる最終的なかぶせが、歯ブラシや歯間ブラシの使いやすいものになるように、データを集めるためです。言い換えれば、仮歯で集めたデータを基に、最後にいれるかぶせをつくるわけです。
次は、インプラント体の上に土台をネジどめしました。
仮歯1.に代わる仮歯2.は、この土台にかぶせる形の仮歯です。
仮歯2.は、最終的なかぶせと、材質は異なりますが全く同じ形をしています。したがって写真は省略します。
最終的なかぶせが入りました。
3本のかぶせはつながっています。
かぶせの表はセラミックスで製作されていますが、裏(内面)には、金と白金が97%の、体に優しくかつ精密につくることができる金属を使っています。
この方は、左上のかみ合わせが理想的な状態に戻ったわけですが、右側や左下、下の前歯なども、治療していかなければなりません。なぜなら、かむ力が強く、ご自身のかむ力で歯のかみ合わせを壊してしまいかねないからです。
元からご自身の体の一部であり今現在も残っている歯、そして治療によって、骨と一体化(オッセオインテグレーション)したインプラントで、左右のバランスがとれたきれいなかみ合わせが得られるよう、この先の治療もお任せいただき、ご一緒に努力させていただきたいと思っています。
症例2 永久歯の先天欠如へのアプローチ
最初の状態です。
画像右側が左になります。つめものやかぶせなどは、レントゲン写真では白く写ります。
左上の奥から3番目が乳歯のままです。残念ながら永久歯はありません。
乳歯は、永久歯が生えてこずに残る場合でも、30年位しかもたないことが多いようです。
この方も乳歯がグラグラになっていました。
乳歯を抜いたあと、2ヶ月待ってインプラント体を入れました。
この真上には、上顎洞といって鼻の奥にある空洞(粘膜でおおわれています)があり、6mm程の距離しかありませんでした。骨が薄かったわけです。
そこで、ソケットリフトという上顎洞底(船底のような骨)を持ち上げる治療を同時におこないました。
インプラント体の先のドーム状に写っている白い影の部分が、4mm程持ち上がった上顎洞底です。
これにより、より長いインプラント体を入れることができました。良い状態を永く保つことができると思います。
6ヶ月後のレントゲン写真です。インプラント体の上には、歯をつけるための土台が立ててあります。
その後、土台の上に、きれいなかぶせを入れました。